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焚き火を究める!薪の種類と焚き付けテクニック完全ガイド🔥

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11月は、澄んだ空気の中で焚き火の暖かさが一層心に染みる季節です。

ただ火をつけるだけでなく、炎を美しく、長く楽しむための「薪の知識」と「着火の技術」をマスターしませんか?
プロが教える焚き火のコツで、あなたのキャンプをレベルアップさせましょう!

焚き火をコントロール!薪の種類と特性を知ろう

薪は大きく分けて二種類。
燃焼時間や香りが全く異なります。用途に応じて使い分けるのが上級者への第一歩です。

薪の種類特徴火力・持続性おすすめの用途
針葉樹
(例 : 松、杉)
🌲 ヤニ(脂)が多く、火がつきやすい。燃焼が早い。強火・短時間着火時、短時間で暖をとりたいとき、焼き料理。
広葉樹
(例 : ナラ、クヌギ)      
🌳 密度が高く、火がつきにくい。燃焼がゆっくりで長持ち。安定・長時間焚き火を長く楽しみたいとき、煮込み料理、熾火作り。

プロの裏技!「熾火(おきび)」の作り方と活用法

焚き火の達人は、炎そのものよりも、炎が落ち着いた後の「熾火」を重視します。

作り方】
広葉樹をメインに使い、完全に炎が消えるまでじっくり燃焼させると、真っ赤な炭の塊(熾火)ができます。

メリット
一定の温度が長時間続き、煙が出ません。
これにより、ダッチオーブン料理の安定した熱源や、焼きマシュマロなどの調理に最適です。

💡 誰でも一発着火!プロの焚き付けテクニック

火起こしはキャンプの醍醐味ですが、寒い日には手間取ると心が折れがち。
簡単な手順とアイテムで成功率を格段に上げましょう。

火床(ひどこ)の準備
焚き火台の下に空気が通りやすいよう小石などを置き、底に枯葉や乾燥した小枝、着火剤を敷きます。 火の元となる部分をしっかり固める意識が大切です。

細い薪から組む
割り箸ほどの細い針葉樹の薪を、井桁合掌組(テントのような形)に組みます。
空気は下から上へ抜けるため、通り抜ける隙間をしっかり作るのがポイントです。

炎を育てる
着火剤に火をつけ、炎が細い薪に移り、煙が少なくなるまで待ちます。
最初は絶対に息を吹きかけず、自然の風の力を信じましょう。

太い薪へステップアップ
炎が安定したら、少しずつ太い針葉樹、そして広葉樹を加えていきます。
焦らず、「炎が完全に薪を包み込むのを待つ」という「育てる」感覚が上達への鍵です。

💖 炎を美しく、長く楽しむための工夫

焚き火を「芸術」に高めるための、ちょっとしたアイテムと心構えをご紹介します。

陣幕(風防)を活用する
風を防ぐことで炎が安定し、暖かさが手元に集中します。
さらに、焚き火の炎が美しく際立ち、プライベートな空間を演出できます。

焚き火テーブルを囲む
焚き火を囲むようにローテーブルを配置すれば、マグカップや調理器具を置くことができ、より快適な焚き火トークが楽しめます。

「炎の鑑賞時間」を作る
食事の調理が終わったら、薪の投入をセーブし、炎が熾火に変わっていく過程を静かに眺める時間を設 けましょう。
この時間が、最も心に響く瞬間です。

🌟 まとめ:焚き火を味わい尽くす冬キャンプ

11月の焚き火は、暖をとるだけでなく、キャンプの主役です。
薪の特性を理解し、炎を育てていく時間は、きっとあなたのキャンプをより深いものにしてくれるはず。

安全に注意して、パチパチという音と炎の揺らぎに癒やされる最高の夜を過ごしてくださいね。

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ライター:編集部